韓国 きょうのニュース(12月29日)

◇国会議員の暗号資産取引額60億円超 10人が申告せず

 韓国政府の国民権益委員会は29日、直近3年間の国会議員による暗号資産(仮想通貨)の取引内訳を調査した結果を発表した。前回総選挙後の2020年5月30日から今年5月31日までの3年間について分析した結果、国会議員298人のうち暗号資産を保有したことがある議員は18人(6.0%)だった。調査期間中に暗号資産の売買を行った議員は11人で、購入額は計625億ウォン(約68億8000万円)、売却額は計631億ウォンだった。暗号資産を保有したり、内容が変動したりした内訳があるにもかかわらず申告しなかった議員も計10人確認された。

◇与党臨時執行部が正式発足 委員8人を任命へ

 保守系与党「国民の力」の総選挙(来年4月)に向けた臨時執行部である非常対策委員会が29日、正式に発足した。同党はこの日、党の審議・議決機構である常任全国委員会を開いて委員の任命案を可決した。韓東勲(ハン・ドンフン)非常対策委員長は同日、非常対策委員会の初会議を開いて自身が選んだ8人の委員に任命状を授与する予定だ。

◇イ・ソンギュンさんの告別式 遺族や俳優仲間が最後の別れ

 27日に48歳の若さで亡くなった人気俳優イ・ソンギュンさんの告別式がソウル大病院の葬儀場で営まれ、妻の女優チョン・ヘジンさんら遺族や俳優仲間が参列した。式の後、中学生の長男は明るい笑顔を浮かべる故人の遺影を抱えて葬儀場を後にした。チョンさんは次男の手を引き、涙を流しながら後に続いた。イさんと親交の深かった俳優仲間も出棺を見送った。

◇「独島は領土紛争地」 軍教材の記述巡り国防相が謝罪

 韓国軍の将兵向け教材で独島が領土紛争地域と記述されていた問題で、申源湜(シン・ウォンシク)国防部長官は記者団に「すべての責任は私にある」として、「責任を取らなければならない部分があれば責任を取り、謝罪もする」と述べた。教材は計4万冊が発刊されるが、このうち2万冊が部隊に配布された。国防部は回収した教材すべてを廃棄し、独島関連記述を修正して再発刊する方針だ。

◇来年から公務員にも追加成果給支給へ 6級で最大110万円

 人事革新処は、3年以上優秀な成果を上げた公務員に来年から最大50%の追加成果給を支給する内容を盛り込んだ「人事評価改善方策」を発表した。昨年と今年の成果評価で最上級(Sランク)となった6級主務官が来年も最上級を維持した場合、成果給支給額の668万ウォン(約73万円)に50%分の334万ウォンを加えた1002万ウォンを受け取ることができる。金勝鎬(キム・スンホ)人事革新処長は「成果を出した公務員に対し働いた分を公正に評価し、それにふさわしい補償と優待を受けられる人事革新体系をさらに強化する」と述べた。

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