【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は29日、朝鮮労働党中央委員会総会の3日目の会議が28日に開かれ、軽工業の発展策が議論されたほか、2024年度(1~12月)予算案の審議に入ったと報じた。
同通信は、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)が会議で、来年に軽工業省をはじめとする該当機関と各級の党・政権機関、各地の制服生産単位が責任性を高め、学生や少年たちのための必需品生産において新たな革新を起こしていくための課題と方策を具体的に提起したと伝えた。
金正恩氏が学用品の生産革新政策を強調したのは、青少年の福祉を拡充することで資本主義文化に触れた人々の思想的逸脱を防ぐとともに、金正恩体制が打ち出す「人民第一主義」を際立たせる狙いがあるとみられる。
また、この日の会議では23年度の予算執行状況と24年度の予算案を審議する国家予算審議組が構成された。今回の総会で予算案が可決されれば、来月15日に予定されている最高人民会議で最終的に確定する。
今回の総会で議論された具体的な結果は、最終日に決定書として採択された後、金正恩氏が発表する見通しだ。