【安東聯合ニュース】韓国・慶尚北道教育庁のトップ、林宗植(イム・ジョンシク)教育監は29日、同道の行政区域にある独島についての教育を効果的に行うため、同島に近い鬱陵島に「独島教育院」を建設する構想を明らかにした。
林氏は聯合ニュースとのインタビューで、「(教育には)独島探訪が最も効果的だが、現在鬱陵島には学生らが安全に宿泊し独島教育を受けられるところがない」とし、このような構想を明らかにした。また、「最大120人が同時に宿泊できる宿泊棟と教育空間を備えた独島教育院は2027年の開館を目標としている」と述べた。2025年3月に建設工事に着手し、27年6月のオープンを目指す。
独島教育院は7542平方メートルの敷地に建設される。既存の建築物を撤去し、3階建ての宿泊施設を新しく建てる。多目的ホールや食堂、独島体験館なども作られ、総事業費は196億9000万ウォン(約21億5000万円)を見込んでいる。
林氏は「日本の独島歪曲(わいきょく)に対し真実を正しく伝え、学生らの独島体験教育を強化するため独島教育院を建設する」とし「学生らに多様で体系化された独島探訪プログラムを提供したい」と述べた。