高校生に腐ったズワイガニを売って物議を醸しているソウル・鷺梁津水産卸売市場の店がついに商人懲戒審議委員会の調査を受けることになった。
鷺梁津水産物卸売市場を管理・運営する水産業共同組合鷺梁津水産が26日に明らかにしたところによると、物議を醸している店が高校生に腐ったズワイガニを売ったかどうかなどについて、商人懲戒審議委員会が調査を開始したとのことだ。同委員会で懲戒処分の有無や程度が決定されるまで、この店は営業停止となる。営業停止期間は少なくとも十日間だ。
店側は同委員会に「アルバイトが陳列したものをそのまま売った」と主張しているという。
これは、あるインターネット・コミュニティー・サイトに24日、「高校生の子どもが鷺梁津水産市場のある商人から腐ったズワイガニの脚を買ってきた」という投稿をきっかけに広まった問題だ。投稿者は「料理関係に特化した高校に通う2年生の子どもがいる。見学も兼ねて、友達と一緒に鷺梁津水産市場に行ってくるように言った。3時間ほど後に黒い袋を3つ持って家に帰ってきたが、袋からは魚が腐ったような生臭いにおいがしていた。何かと思って見たらズワイガニの脚だった」と書いた。
投稿者が掲載した写真を見ると、問題のズワイガニの脚にはまるでカビのように見える黒いまだらがあちこちにある。また、ズワイガニの脚を入れたステンレス容器にも黒い異物が付着している。高校生たちはこのズワイガニの脚1キログラム1万5000ウォン(約1600円)で購入したという。
投稿者は上の方はきれいなものを載せておいて、それらしく見えるようにしていたようだ。しかも、隣の店の商人は『1キログラム買ってどうするんだ。2キログラム買いな』と言ったそうだ。まだ社会経験が足りない高校生ではあるが、本当にムシャクシャする」と怒りをあらわにした。
投稿者が電話をかけて抗議すると、店側は「アルバイトが売るものと捨てるものを分ける作業をいい加減にやっていたので、また作業させたが、それが販売されたようだ」と釈明したとのことだ。現在、この投稿は削除されている。
チェ・ヘスン記者