尹大統領 少子化問題「これまでと異なるレベルで悩むべき」=3大改革に意欲

【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は26日、政府世宗庁舎で主宰した閣議で、「少子化問題はわれわれが状況をより重く受け止め、原因と対策についてこれまでとは異なるレベルで悩まなければならない」と述べ、全ての官庁に対し特別な覚悟で少子化問題に臨むよう要請した。

 尹大統領は「良い政策を集めたからといって少子化対策にならないということは、20年以上の経験を通じて国民の誰もが十分に知っている」として、多くの専門家が指摘するように教育をはじめとする過度な競争システムが直接的な原因なら、これを是正することに集中しなければならないと強調した。

 出産に対するインセンティブを確実な少子化対策とするためには、一般的な支援だけでなく実証的な分析によって必要な支援を確実に行うべきだとも説明した。

 また、年金・労働・教育の3大改革について「わが国の成長潜在力を高めるため、最後まで揺るぎなく推進しなければならない課題」とし、完遂へ改めて意欲を示した。  

 21日に国会で可決された2024年度(1~12月)予算案については「政府の健全財政基調の大きな枠組みを守り抜いた」として、各官庁に対し国民生活の安定のため綿密に準備し、迅速に予算を執行するよう要請した。

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