少子化が止まらない韓国、ベビーカーよりペット用カートの方が売れていた

オンラインモール、今年1-9月の売上台数
ペット用が乳幼児用を初めて上回る

少子化が止まらない韓国、ベビーカーよりペット用カートの方が売れていた

 韓国で今年1月から9月にかけて、ペットカート=通称:犬用ベビーカー=が乳幼児用ベビーカーより多く売れたという調査結果が発表された。

【写真】カートに乗る犬たち

 eコマース企業「Gマーケット」は25日、今年1-9月のペットカート売上台数が初めて乳幼児用ベビーカーの売上台数を上回ったと明らかにした。Gマーケットは韓国で4位のeコマース企業だ。今年11月現在、毎月少なくとも1回以上、オンラインモールで商品を検索した月間アクティブユーザー数(MAU)は約638万人だ。

 ペットカートと乳幼児用ベビーカーの合計売上台数を100と見た時、2021年はペットカートと乳幼児用ベビーカーの売上台数の割合が33%対67%、2022年は36%対64%だった。ところが、今年1-9月は57%対43%と、ペットカートの方が乳幼児用ベビーカーを上回った。

 Gマーケットでは全体売上台数や売上額については公表していない。Gマーケットの関係者は「通常、1月から9月までに販売されるベビーカーなら少なくとも5000台以上は売れただろう。『ペットカート逆転現象』の最も大きな原因は、飼い犬の数が急増している反面、少子化により出生数が減っているためとみられる。相当数のショッピングモールでこれと同様の推移をたどっていると聞いている」と語った。

宋恵真(ソン・ヘジン)記者

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