韓国 けさのニュース(12月19日)

◇違法資金疑惑の最大野党前代表を逮捕 「証拠隠滅の恐れ」

 韓国の革新系最大野党「共に民主党」の宋永吉(ソン・ヨンギル)前代表が18日に逮捕された。宋氏は2021年の党大会で代表に選出されたが、党大会を控えた時期に陣営関係者らが宋氏当選のため違法な資金を同党の国会議員らに渡した事件に関与した疑いなどが持たれている。ソウル中央地裁は同日、逮捕状発付の是非を判断する令状審査を行った後、「事案が重大であり、証拠隠滅の恐れがある」として検察が請求した逮捕状を発付した。

◇来年の健康保険料上限額 本人負担月46万円に引き上げ

 保健福祉部がこのほど行政予告した「月別健康保険料額の上限と下限に関する告示」改正案によると、2024年1月から12月まで適用される健康保険料の上限額は月782万2560ウォン(約85万6000円)から月848万1420ウォンへと65万8860ウォン引き上げられる。月額保険料は会社と本人が折半して負担するため、超高所得の会社員が実際に支払う健康保険料の上限額は月391万1280ウォンから月424万710ウォンに引き上げられることになる。

◇真冬の寒さ続く 午後遅くから中部地方で雪

 19日も寒さが続く中、午後遅くから仁川など一部の地域で雪が降り始め、首都圏(ソウル市、京畿道、仁川市)などの中部地方と忠清道に広がる見通しだ。全羅道と慶尚道では同日未明までところにより0.1センチ未満の雪が降り、済州島では午前まで雨または雪が降る。ソウルと京畿道北部には1~3センチの雪や1ミリ前後の雨が降りそうだ。最高気温は1~8度の予報となっている。

◇76歳以上の半数が「貧困」 高齢者の貧困率OECDワースト

 経済協力開発機構(OECD)がこのほど公表した報告書によると、20年時点の韓国の66歳以上の高齢者人口の所得貧困率は40.4%で、OECD加盟国の平均(14.2%)に比べて3倍近く高かった。所得貧困率は、平均所得が貧困の基準ラインとなる「中位世帯の可処分所得の50%未満」である人口の割合で、OECD加盟国のうち高齢者の所得貧困率が40%台に上る国は韓国が唯一だ。所得貧困率は高齢になるほど上昇し、66歳以上の高齢者人口のうち66~75歳の所得貧困率が31.4%であるのに対して76歳以上では52.0%と、約半数が貧困層に属した。

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