【ソウル聯合ニュース】韓国文化財庁は18日、16日から2日連続で落書きが見つかった朝鮮王朝時代の王宮・景福宮(ソウル市鍾路区)について、最短で1週間程度と予想していた復旧作業の期間が新たな落書きによって延びる見通しと発表した。
現場には目隠し用の幕が張られ、国立古宮博物館と国立文化財研究院の専門家ら約20人が復旧作業を進めているという。
16日に見つかった落書きは景福宮西門・迎秋門付近で、新たに見つかった落書きはこの左側だ。
文化財庁は復旧作業を進めるとともに、景福宮の塀の外側に約20台の防犯カメラを追加で設置する計画だ。現在、景福宮の防犯カメラは内側の200カ所に415台、外側の9カ所に14台設置されている。
また今回のような事態を防ぐための抜本的な対策を講じ、文化財の管理を強化する計画だ。
16日早朝までに景福宮の壁に大きく残された最初の落書きは、「映画無料」という言葉と違法動画共有サイトを示すとみられる文字がスプレー塗料を使って書かれていた。17日に見つかった落書きは縦2メートル横3メートルにわたり汚されていた。警察が犯人の行方を追っている。