【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は15日、国際通貨基金(IMF)のゲオルギエバ専務理事とソウルで会談した。大統領室が伝えた。
尹大統領は輸出の回復など景気回復の兆しも現れているとし、「セールス外交」と共に経済体質改善のための構造改革も支障なく推進していると説明した。
ゲオルギエバ氏は韓国政府の民間中心の経済運用や財政の健全性確保の努力などがIMFの勧告に符合するとし、これまでの金融市場の不安緩和、不動産市場のソフトランディング、物価上昇への対応など危機克服の努力を高く評価した。
また来年は半導体景気の改善と中国景気の回復などで、韓国経済の反転が見込まれるとし、韓国経済の来年の成長率を2.2%と予想。先進国の中で最も高いと評価した。
また大統領室によると、韓国で銀行などの超過利益に追加課税する超過利潤税の導入の必要性が最大野党「共に民主党」を中心に取り沙汰されていることに関連し、ゲオルギエバ氏は超過利潤税より、銀行側の自発的な協力による方式を支持すると話した。