【NEWSIS】ロシアはウクライナ侵攻前に保有していた地上軍兵力の87%、戦車の3分の2を失った。米議会に報告された機密解除情報を基に関係筋が明らかにした。米CNNテレビが13日に報じた。
ただしロシアのプーチン大統領は兵力や装備の大規模損失にもかかわらず、来年2月で丸2年を迎えるウクライナ侵攻を今後も続ける構えを明確にしている。そのためこの関係筋は「ウクライナは今も脆弱(ぜいじゃく)」と警告した上で「期待されたウクライナの反転攻勢に大きな成果がなく、米国はウクライナが今後も大きな成果は得られないと予想している」と伝えた。
今回機密解除された情報は今月11日に議会に提出されたが、それでも共和党の一部議員らはバイデン政権が求めるウクライナへの追加の資金援助に応じようとしない。
今回機密解除された情報によると、ロシアは契約兵士や徴兵した兵士などウクライナに投入した36万人の兵力のうち、31万5000人を失った。また3500両の戦車のうち2200両を失い、さらに歩兵戦闘車両や装甲車は1万3600両のうち4400両が破壊され、その損失率は32%に達している。
さらに11月末時点でロシアは侵攻前の地上軍装備備蓄量の4分の1以上を失ったと試算されている。ウクライナ侵攻は2022年2月に始まったが、この損失規模はこれまでロシアが大きな成果を得られない要因となっている。
ユ・セジン記者