【ソウル聯合ニュース】韓国政府は11日、東京電力福島第1原発の処理済み汚染水の4回目となる海洋放出に先立ち、準備状況などを点検するために韓国原子力安全技術院(KINS)所属の専門家を派遣したと発表した。4回目の放出は来年初めに実施される予定。
国務調整室の朴購然(パク・グヨン)国務第1次長が記者会見で、KINSの専門家が前日に福島へ向かったと伝えた。同専門家は原発内の関連施設と国際原子力機関(IAEA)の現地事務所を訪問し、日本、IAEA側と汚染水放出に関する情報を共有する。
東京電力は2023年度に4回に分けて計3万1200トンを放出する計画で、先月20日に3回目の放出を完了している。
韓国は1~3回目の各放出にあたってもKINS所属の専門家を現地に派遣してきた。