「まるで映画」…トラックが15ｍ下の道路に転落、通行中の車は0.5秒差で衝突免れる　／春川

　江原道春川市内のある山道で木材運搬用トラックが崖から下の道路に転落する事故が発生し、事故当時の様子を撮影した動画が公開された。動画には事故当時現場を通行中の1台の乗用車がわずか1秒以下の差でトラックとの衝突を免れた様子が映っており、大きな話題となっている。

【動画】間一髪…15メートル崖下に転落するトラックと、衝突を免れた乗用車

　今月6日午前10時57分頃、江原道春川市新東面穴洞里で70代のドライバーが運転するトラックが15メートル下の道路に転落した。ドライバーは重傷で病院に搬送されたが、命に別状はないという。

　事故の翌日、自動車専門のインターネット・コミュニティー・サイト「ボベ・ドリーム」には当時対向車線を通行していた男性のドライブレコーダー映像と目撃談が投稿された。それによると、トラックは完全に横転して落下し、路上には土砂と木材が散乱した。男性は「（トラックは）非常に高いところから落下したため、運転席は完全に破壊され形も分からなくなった。ドライバーは間に挟まれていた」「すぐに車を止めて消防署に通報し、救助隊の到着を待っていた。ドライバーが気を失わないようにすぐ横から大声で声をかけた」と当時の状況を伝えた。

　ドライブレコーダー映像で注目を集めているのは間一髪でトラックと正面衝突せずにすんだ黒い乗用車だった。この乗用車が通過してから1秒もしない間にトラックが転落したのだ。乗用車は木材などの破片が当たる程度の被害で済んだという。男性は「おそらく少しでも遅れていれば黒い乗用車とドライバーも下敷きになっていただろう。これを天運というのではないか」とコメントした。

　救助隊の関係者によると、黒い乗用車のドライバーは首の痛みを訴える程度の軽傷ですんだという。チョソン・ドットコムの取材で伝えた。

パク・ソンミン記者