【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の徐旻廷（ソ・ミンジョン）アジア太平洋局長と日本外務省の鯰博行アジア大洋州局長が５日、ソウルで局長級協議を行った。８月に鯰氏が就任してから韓日の外交当局が局長級協議を開いたのは今回が初めて。
両氏は韓日間の交流の状況を全般的に点検する一方、相互の関心事について意見を交換した。旧日本軍の慰安婦問題や徴用訴訟など歴史問題が取り上げられたとみられる。
外交部によると、両氏は多様な分野での協力を未来志向で発展させるために外交当局間の意思疎通を続けていくことを確認した。
局長級協議は韓日首脳会談の後続措置を話し合うために４月にソウルで開いて以来約８カ月ぶり。
この日は外交部で北朝鮮問題を担当する金健（キム・ゴン）朝鮮半島平和交渉本部長と鯰氏の協議も行われた。
同部によると、両氏は北朝鮮による軍事偵察衛星打ち上げなど最近の朝鮮半島情勢を確認し、対応策を協議した。北朝鮮がさらなる衛星の打ち上げ表明や南北軍事合意の事実上の破棄宣言などで挑発を続け、朝鮮半島と国際社会の平和と安定を脅かしていると強く糾弾し、北朝鮮に非核化の道に戻るよう求めた。また韓米日が３カ国が北朝鮮の核・ミサイル開発を断念させるため全方位で努力を強化することを確認した。