【ソウル聯合ニュース】韓国輸入自動車協会(KAIDA)は5日、11月の輸入乗用車の新規登録台数は2万4740台だったと発表した。景気低迷が影響し、前年同月比12.3%減少した。ただ、年末が近づき主な輸入車ブランドが値下げに踏み切ったことで、前月と比べると16.0%伸びた。
登録台数を燃料別にみると、ハイブリッド車(HV)が9996台で最も多く、ガソリン車が9933台、電気自動車(EV)が2471台、ディーゼル車が1524台、プラグインハイブリッド車(PHV)が816台だった。
HVの台数がガソリン車を上回ったのは、2006年に韓国で輸入HVの販売が始まって以来で初めて。最近の脱炭素の流れの中で人気を集めていたEVが充電インフラ不足などの理由から失速し、HVがそのニーズを吸収しているとみられる。
11月のブランド別登録台数はメルセデス・ベンツが7168台で、BMW(7032台)を僅差で抑え4カ月連続で1位を守った。ただ、1~11月の累計ではBMWが6万9546台でベンツ(6万8156台)を上回る。
次いでボルボ(1640台)、アウディ(1392台)、レクサス(1183台)、ミニ(997台)の順。
地域別にみると、欧州車が2万833台でシェアは84.2%だった。日本車が2205台(8.9%)、米国車が1702台(6.9%)と続いた。
ベストセラーモデルはベンツの「Eクラス」で3092台だった。2位はBMWの「5シリーズ」(1897台)。