韓国7~9月期の成長率0.6% 半導体市況が改善・輸出も増加

【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が5日発表した7~9月期の実質国内総生産(GDP、暫定値)は前期比0.6%増加した。10月26日に発表した速報値と同じ。半導体をはじめとする情報通信技術(ICT)製造の景況感が上向き、輸出も増加したことで、1~3月期(0.3%増)と4~6月期(0.6%増)に続く3期連続のプラス成長となった。

 7~9月期を部門別にみると、設備投資以外は軒並みプラスだった。

 民間消費は飲食・宿泊、娯楽・文化などのサービスを中心に前期比0.3%増加した。政府消費(政府支出)は0.2%増、建設投資は建物建築と土木がともに伸びて2.1%増だった。

 一方、設備投資は機械類が振るわず2.2%減少した。

 輸出は半導体や機械などが堅調で3.4%、輸入は石油製品を中心に2.3%、それぞれ増加した。

 経済活動別の成長率は、農林漁業が畜産業と水産漁獲を中心に1.5%増加した。製造業はコンピューター・電子・光学機器の好調によりICTが3.3%伸び、全体として1.4%増加した。建設業も2.3%増。電気・ガス・水道事業は0.5%のマイナスだった。

 7~9月期の名目国民総所得(GNI)は前期比0.5%増加した。実質GNIも1.6%のプラスだった。

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