【ソウル聯合ニュース】韓国インターネットサービス大手、NAVER(ネイバー)の子会社、ネイバーウェブトゥーンは1日、日本の系列会社であるラインデジタルフロンティア(東京・新宿)傘下の電子コミックサービス「LINEマンガ」と電子書籍販売サービス「ebookjapan」の今年1~11月の取引総額が1000億円を突破したと発表した。
LINEマンガは2013年、日本で初めてウェブトゥーン(縦読み漫画)を発表したプラットフォームだ。ebookjapanは昨年、ラインデジタルフロンティアに買収された。
両サービスの取引総額は21年まで800億円を上回る水準だったが、昨年は年間900億円を超え、今年は11カ月で1000億円の大台を突破。年10%以上の急成長を続けている。
これは日本国内でのウェブトゥーンの人気が引き続き高まっているのに加え、人気作を中心に売り上げが上昇したためと分析される。ウェブトゥーンと漫画という二つのプラットフォームによるシナジー効果もあるとみられる。
両サービスの平均月間利用者数(MAU)は2000万人以上と推算される。
ネイバーウェブトゥーンは韓国の人気作品を日本に紹介するだけでなく、日本の作家の発掘も進める計画だ。
ラインデジタルフロンティアの金信培(キム・シンベ)CGO(最高事業成長責任者)は「才能ある作家を発掘し、日本デジタル漫画市場の成長に寄与したい」と述べた。