【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)は30日発表した経済展望改定版で、2024年の実質国内総生産(GDP)成長率の見通しを8月時点の2.2%から2.1%に引き下げた。23年の成長率見通しは1.4%で据え置いた。
韓国銀行は24年の成長率見通しを昨年11月に2.3%と提示し、今年2月は2.4%、5月は2.3%、8月は2.2%と少しずつ修正した。
同行が提示した2.1%の成長率見通しは、国際通貨基金(IMF)やアジア開発銀行(ADB)、政府系シンクタンク・韓国開発研究院(KDI)の2.2%を下回る。経済協力開発機構(OECD)は前日、従来の2.1%から2.3%に引き上げた。
韓国銀行は、23年の消費者物価上昇率の予測を従来の3.5%から3.6%に、24年の予測を2.4%から2.6%にそれぞれ引き上げた。同行は、このところ物価上昇の鈍化ペースが予想より遅く、24年末までに物価目標(2%)を達成できない可能性があるとの見方を示していた。