【ソウル聯合ニュース】韓国南東部の慶尚北道慶州市で30日午前4時55分ごろ、マグニチュード(M)4.0の地震が起きたことを受け、行政安全部は被害状況を確認した上で必要な場合は緊急措置を取れるよう、中央災難(災害)安全対策本部を稼働させた。また、4段階の地震危機警報のうち上から2番目の「警戒」を発令した。
行政安全部は災難安全管理本部長主宰の会議を開き、地震による被害の有無を確認した。現地の状況を確認するため、慶州には管理官を派遣した。
消防庁によると、午前6時までに「揺れを感じた」との通報が慶尚北道と蔚山市を中心に計107件あった。地震による被害の通報を受けた出動はないという。
中央災難安全対策本部長の李祥敏(イ・サンミン)行政安全部長官は「関係官庁と自治体は緊密に協調し非常対応体制を維持しながら被害状況を迅速に把握し、必要な措置を取る」と述べた。国民に対しては地震発生時の行動要領を確認し、緊急時には速やかに避難するよう呼び掛けた。