(3)「補佐陣の給料から後援金を天引きした方ではないですか」
補佐陣の賃金を後援金に転用していたことは「氏族議員室」問題の釈明過程で意図せず自白したことで明らかになった。
当時、徐最高委員は「本来勤めていたインターンが突然辞めたため、仕事を手伝ってくれていた娘がインターンとして勤めることになった」とし、「娘の給与は個人的に使わず、再び後援金として拠出した」と発言した。
補佐陣を採用するために支給された人件費を自分の後援金に充てたことになる。
「家族」ではない補佐陣の給与の一部も後援金口座に流れた。
自身が採用した4級補佐官から2015年5~9月に毎月100万ウォンずつ計500万ウォンを後援金として受け取った事実が明らかになったのだ。徐最高委員は「自発的な後援」だったと釈明した。
当時、徐最高委員は政治資金法違反疑惑で告発され捜査を受けたが、検察は証拠不十分で嫌疑なしとした。
(4)「知人の子の刑事事件に国会派遣判事を呼んで圧力をかけた方ではないですか」
徐最高委員は15年5月、国会に派遣されていたK部長判事を自室に呼び、知人の息子L氏が「強制わいせつ未遂」で起訴されたことについて、善処を求めた。
請託内容はK部長判事を通じ、イム・ジョンホン元法院行政処次長に報告され、当時の文容宣(ムン・ヨンソン)ソウル北部地裁長を経て、L氏の裁判を担当した判事に伝えられたという。
これは2019年1月、検察の「司法行政権乱用」疑惑事件の捜査過程で明らかになった。当時イム元次長に対する検察の訴状がマスコミに公開されたが、そこに徐最高委員による請託の事実が含まれていたのだ。
徐最高委員は当時、民主党院内首席副代表だったが、この請託疑惑で辞任した。
キム・ミョンジン記者