【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル市教育庁は28日、部外者が無断で学校に侵入して事故が起きることを防ぐため、29日から「学校訪問事前予約システム」を試験運用すると発表した。市内の幼稚園、小学校、中学校、高校と特殊学校の計68校で運用し、活用度などを踏まえて2024学年度に全面導入するかどうかを決定する。
保護者ら部外者が対象の学校を訪れる際は、カカオトークチャンネルにアクセスして学校名を検索し、訪問者と訪問の目的、日時などを入力して承認を得る必要がある。12月15日までは予約なしでも学校を訪問できるが、同18日からは予約と承認が必須となる。
韓国では最近、保護者による暴言や暴行に苦しむ教師が増えており、教育界からは部外者の学校訪問を安全に管理する必要があるとの指摘が出ていた。これを受け、ソウル市教育庁は今年8月に教員の教育活動保護対策を発表し、学校訪問予約システムの構築計画を明らかにしていた。