K―POP業界を悩ませるチケット転売問題 音楽団体が法改正要請=韓国

【ソウル聯合ニュース】韓国音楽レーベル産業協会は28日、韓国政府が運営する「請願24」のホームページに19日に提出したチケット転売関連の法改正を求める請願が「公開請願」に切り替わり、請願の内容が公開されたと発表した。

 「請願24」は国家機関への請願を受け付けるオンラインシステム。請願者が請願内容や請願の処理状況・結果が公開される「公開請願」を希望した場合は、請願を受け付けてから15日以内に審議を経て公開の可否を決定する。公開が決まった場合は30日間、請願内容に対する国民からの意見を募り、90日以内に処理結果を請願者に通知する。

 同協会のユン・ドンファン会長は、チケット転売は社会の悪弊だとしたうえで「購入価格を上回る金額でチケットを他人に販売できないよう法律を作るべきだ」と主張した。

 チケット転売が後を絶たず、詐欺も増えているとし、「純粋なファン心理につけ込み、産業構造を崩す不法行為は重罪として処罰されなければならないが、わが国は軽犯罪として処罰することもできない状況だ」と指摘した。

 現行の軽犯罪処罰法は、インターネット上でのチケット転売は処罰の対象になっていない。ユン氏は同法が約50年前に制定されたとして、法改正を促した。

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