韓国が外国人労働者受け入れ拡大、2年で2.4倍に

2年で7万人から16万人に…飲食店・樹木伐採など就業分野も増やす

 韓国政府では、中小企業や小規模事業者の人材難解決のため、来年16万5000人の未熟練外国人労働者を受け入れることを27日に明らかにした。外国人労働者の受け入れは、昨年の6万9000人から今年12万人に増加したのに続き、2年で2.4倍に増えることになる。

【表】外国人労働者の雇用はどう変わる?

 政府は同日、第40回外国人材政策委員会を開き、このような内容の「2024年外国人材導入・運用計画」などを議決した。少子高齢化で生産活動人口が急減していることから、外国人労働者の数も勤務分野も増やしたものだ。

 来年から「非専門就業ビザ(E-9)」の外国人も飲食店などで調理補助として働くことができるようになる。これまで飲食店での仕事は「訪問就業ビザ(E-2)」で韓国に来た中国朝鮮族や、「留学ビザ(D-2)」の学生などしかできなかった。また、来年はE-9ビザで炭鉱などの鉱業や種苗場などの林業分野にも就職できる。今のE-9ビザの主な就業分野は中小の工場や農漁村、建設現場などだ。

 来年16万5000人の外国人労働者が来ることになれば、韓国は本格的に多人種・多文化国家時代を迎えることになる。経済協力開発機構(OECD)は滞在人口の5%が外国人ならば多人種・多文化国家に分類するが、現在の韓国は滞在人口の4.86%が外国人と推算され、来年には5%を超える可能性が高い。

郭来乾(クァク・レゴン)記者

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