仏LVMH 韓国海洋警察庁の偽物押収に謝意

【仁川聯合ニュース】フランスの高級ブランドグループ、モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン(LVMH)が、自社製品の偽物を大量に摘発し押収した韓国海洋警察庁に謝意を示した。

 海洋警察庁は15日、LVMH本社の関係者3人が同庁を訪れたと明らかにした。LVMH側は、海洋警察が知的財産権の保護に寄与したとして、感謝の盾を贈った。

 金鍾旭(キム・ジョンウク)庁長は「わが国の知的財産権が保護されるためには、ほかの国の知的財産権も徹底的に保護しなければならない」とし、今後も密輸の取り締まりを強化し、関連犯罪を抑止すると述べた。

 海洋警察は先ごろ、関税法、商標法違反の疑いで密輸組織の総責任者など17人を立件し、検察に送致した。この組織が中国から密輸したエルメス、ルイ・ヴィトン、シャネルなどの高級ブランドの偽物は、正規品の価格を基準にすると1兆5000億ウォン(約1720億円)相当に達し、海洋警察の単一事件としては過去最高の密輸額だ。密輸品の多くはインターネット通販などで正規品ではなくコピー商品として流通したが、4万721点は海洋警察が押収した。

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