30年万博誘致 韓国首相がパリで50カ国関係者に働きかけ

【ソウル聯合ニュース】韓国の韓悳洙(ハン・ドクス)首相は12日から2泊4日の日程で博覧会国際事務局(BIE)本部のあるフランス・パリを訪れ、韓国・釜山への2030年国際博覧会(万博)誘致活動を展開した。BIE加盟国の代表ら50カ国の60人余りに会い、釜山支持を呼び掛けた。

 30年万博の開催地を巡り、釜山はサウジアラビアのリヤド、イタリアのローマと競っている。開催地は28日にパリで開かれるBIE総会で加盟国の投票により決定する。

 首相室によると、韓氏は12日夜にパリ入りし、官民合同で戦略会議を開いた。翌朝から早速、BIE加盟国の代表らと立て続けに懇談や2国間面会を行った。

 韓氏はこれらの席で、万博は勝利や順位を争うものでなく世界各国が連帯する場にならなければならないとし、「韓国は釜山万博を通じ、朝鮮戦争後に国際社会から受けた支援に報いるため真の連帯の価値を実践する」と強調した。

 気候変動やデジタルトランスフォーメーション(DX)、不平等への対応など、人類共通の課題を解決する仕組み作りに向けた韓国政府の意欲を伝え、各国に支持を求めた。

 滞在最終日の14日には、大韓商工会議所が主催したBIE加盟国代表向けの朝食セミナーに大統領室の張誠珉(チャン・ソンミン)未来戦略企画官、大韓商工会議所の崔泰源(チェ・テウォン)会頭(誘致委員会共同委員長)らと共に出席した。

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