先月ランピースキン病が発生した韓国、15日から香港向け韓牛輸出再開

 牛のウイルス性疾患であるランピースキン病が発生した韓国国内の市・道地域からも、ランピースキン病発生前のように香港へ韓牛(韓国伝統の肉牛)を輸出できるようになる。

【写真】韓国公共機関が販売した「1等級」韓牛から乳牛のDNA検出

 韓国農林畜産食品部(省に相当。農食品部)は14日、香港の検疫当局との協議を経て、ランピースキン病が発生した九つの市・道産の韓牛も輸出できるように検疫条件を改定し、15日以降は全国から香港向けの韓牛輸出が可能だと発表した。14日午後2時現在、慶尚北道金泉市の農家でもランピースキン病発生が確認されており、ランピースキン病が発生した市・道は従来の京畿・江原・仁川・忠北・忠南・全北・全南・慶南の8カ所に慶北まで追加されて計9カ所となった。

 香港は世界最大の韓牛の輸出先で、今月9日現在での今年の韓牛輸出量(52.6トン)のうち、63.8%(33.5トン)は香港向けだった。

 先月19日に韓国国内で初めてランピースキン病が発生した後、韓国・香港間の検疫条件に基づき、ランピースキン病が発生した市・道の韓牛は香港への輸出が禁止された。農食品部の関係者は「検疫交渉が迅速に進み、ほっとしている」と語った

 ただし、ランピースキン病発生市・道産の韓牛は肉の輸出のみ可能で、内臓や頭などの副産物は最終発生日から12カ月間、輸出が停止される。農食品部検疫政策課のパク・キョンヒ課長は「今後、韓牛輸出に拍車をかけられるように、通関の状況を引き続き点検していく」と語った。

カン・ウリャン記者

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