韓国国防相 BTSの軍服務「汗流す姿、ビルーボード1位より国益大」

【ソウル聯合ニュース】韓国の人気グループ、BTS(防弾少年団)のメンバーで現在兵役に就いているJ-HOPE(ジェイホープ)さんの軍行事への出演が取りやめになったことに関連し、申源湜(シン・ウォンシク)国防部長官は10日、「有名芸能人が自分の職務で汗を流し、土のついた軍服を着て明るく笑う姿が最高の公益だと思う」と述べた。

 国会予算決算特別委員会の総合政策質疑で、与党「国民の力」所属議員の質疑に答弁した。

 申氏はまた、「BTSのような有名なK―POP歌手は(米国の)ビルボードチャートで1位を記録するよりも、そのような姿を見せるほうが真の国威発揚であるという考えを持っている」と強調した。そのうえで、「わが国民が兵役を不便で、大変で、避けたい義務ではなく、市民の誇らしく堂々とした権利であり、特権と認識するようになるまで最善を尽くす」と述べた。

 J-HOPEさんは4月18日に江原道・原州の陸軍第36師団新兵教育隊に入隊。基礎軍事教育を受けた後、助教(教官の補佐役)に選抜された。

 国防部によると、韓国、米国、シンガポール軍の調理兵が参加する「第4回国際軍人料理大会」が7日にソウル市内で行われ、軍当局は当初、J-HOPEさんを同大会の司会として起用することを検討し所属事務所と調整を進めていたが、申氏が芸能人の兵士に本来とは別の業務をさせないよう指示したため、取り消しになった。

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