韓江『別れは告げない』、仏メディシス賞の外国文学賞受賞

 小説家の韓江(ハン・ガン)=52=が、長編『別れは告げない』でフランスの4大文学賞の一つに挙げられるメディシス賞の外国文学賞を受賞した。これまでに小説家の李承雨(イ・スンウ)、黄晳暎(ファン・ソクヨン)が同賞候補に上ったことはあるが、韓国人としては初の受賞だ。1970年に制定され、ミラン・クンデラ、オルハン・パムクをはじめとする作家らが同賞を受賞している。『別れは告げない』は、記者出身の主人公が1948年の済州4・3事件の傷痕に向き合う物語。韓江は出版直後の記者懇談会で「済州4・3事件を描いた小説にして、至高の愛についての小説」と語っていた。

イ・ヨングァン記者

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  • ▲作家の韓江。/写真=NEWSIS

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