【仁川聯合ニュース】違法薬物使用の疑いが持たれている韓国の俳優、イ・ソンギュンさん（４８）が４日に警察に再出頭し、取り調べを受けた。先月２８日に出頭した際には薬物の簡易検査を受けていた。取り調べは約２時間にわたり行われた。
イさんは取り調べ後、「きょう（取り調べで）すべての質問に誠実かつ率直に答えた」と話したが、「容疑を認めるか」との報道陣の質問には答えなかった。取り調べで、容疑を認めたかどうかも確認できていない。
イさんはソウル・江南の遊興施設や住宅などで複数回にわたり違法薬物を使用した疑いが持たれている。
ただ、イさんに対する薬物の簡易検査や国立科学捜査研究院に依頼した毛髪と尿の精密鑑定の結果は「陰性」だった。
国立科学捜査研究院が鑑定したイさんの毛髪の長さは８～１０センチとされる。毛髪が１センチ伸びるのに約１カ月かかることを踏まえれば、最近８～１０カ月間は薬物を使用していないことを意味する。
警察はしかし、遊興施設の女から脅迫を受け巨額を渡したとするイさんの主張から、１０カ月より前に薬物を使用した可能性を排除していない。女は今回の薬物捜査ですでに逮捕されている。
１９９９年にデビューしたイさんは、ドラマ「パスタ〜恋が出来るまで〜」や映画「最後まで行く」など多数の作品に出演したトップスターだ。２０２０年の米アカデミー賞で作品賞など４冠に輝いたポン・ジュノ監督の映画「パラサイト 半地下の家族」にも出演し、世界的にも知名度が高い。