9月中朝貿易 20年1月以来の高水準=コロナ前の9割程度に

【瀋陽聯合ニュース】北朝鮮と中国の9月の貿易額が前月比13.3%増の2億1653万ドル(約324億円)を記録したことが18日、中国税関当局の資料で分かった。北朝鮮が新型コロナウイルス対策として国境を封鎖した2020年1月以来、月間では最大となった。

 前年同月比では107.7%増加し、コロナ禍前の2019年9月の88.9%まで回復した。

 2億ドルを超えたのは、今年1月に2億618万ドルを記録して以来、8カ月ぶり。

 中朝貿易は、国境封鎖後に急減し、20年11月には127万ドルまで減り、コロナ禍前の0.6%程度まで縮小したが、22年9月に中朝を結ぶ貨物列車が運行を再開したことで、貿易額は1億ドルを超えるまで回復した。

 また今年に入ってからはトラックによる貨物輸送も再開された。

 9月の北朝鮮の輸入額は1億8874万ドルで、前月比で15.9%、前年同月比では109.5%それぞれ増加した。

 9月の北朝鮮の輸出額は2779万ドルで、前月比1.6%減少したが、前年同月比では95.7%増加した。

 中朝の1~9月の貿易額は累計16億3189万ドルで、前年同期比178%増加した。2019年の同じ期間の83.4%の水準だった。

 今年1~9月の北朝鮮の輸入額は14億1635万ドルで前年同期比180%増加し、輸出額は2億1554万ドルで同165%増加した。

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