ソウルの繁華街に段ボールだけをまとった女性が出没、「公然わいせつ」と物議

【NEWSIS】ソウル市江南区の繁華街、狎鴎亭洞で「胸を触らせてあげる」と段ボールだけをまとった状態で歩く女性が出没し、物議を醸している。インターネットの複数のコミュニティーサイトには今月13日、この女性の様子を写した写真がアップされた。あるネットユーザーは「この格好で歩いて、胸を触らせてあげると言っているらしいけど、実際に会った人はいますか」と写真を付けて投稿した。

▲ソウルの繁華街・狎鴎亭洞に出没した「段ボール女」

 これには「さっき誰かが触ったと言っていたよ」「イベントだって言っていたようだけど」「羨ましがってる人、本気なの?」「本当に触ろうとする人はいるの?」「我が国も性がずいぶんオープンになった」などとさまざまなコメントが寄せられた。

 女性の段ボールにはQRコードとSNS(交流サイト)のアカウントが書いてあったため、一部では「何かイベントのPRではないか」との声も出たが「このイベントは公然わいせつ罪に当たる可能性がある」との指摘もあった。

 話題になったこの「段ボール女」は、モデル兼セクシー女優として活動する女性であることが分かった。

 この女性は、あるメディアとのインタビューで「男性は上半身を脱いでも何も言われないのに、女性が脱ぐと処罰されるのはおかしいと思った。そういう認識を打ち破る一種のパフォーマンスアート」と話した。

 また、赤の他人に胸を触られることについては「気分は悪くない。自分の体で一番自信のある部位。逆に自慢したい。全ての男性が触ってくれたらいいのに」と話した。

 韓国の刑法第245条(公然わいせつ)は「公然とわいせつな行為をした者は1年以下の懲役、500万ウォン(約55万円)以下の罰金、勾留または科料に処する」と規定している。公然わいせつとは、公共の場所でわいせつな行為をし、その様子を不特定多数の人に見せて性的不快感や性的羞恥心を感じさせた場合に成立する。

キム・ヒョギョン記者

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