昨年のマッコリ輸出量は20年比23%増 約5割は日本向け=韓国

【ソウル聯合ニュース】韓国コンテンツの人気を受けて世界的に韓国の飲食物に関する関心が高まるなか、マッコリ(韓国伝統の濁り酒)の輸出が増加傾向を示していることが、3日分かった。

 韓国農水産食品流通公社(aT)によると、昨年のマッコリ輸出量は1万5396トンで、2020年の1万2556トンから22.6%増加した。
 新型コロナウイルスの世界的流行(パンデミック)以前の17~19年にはマッコリの年間輸出量は1万2000トン台にとどまっていたが、20年以降は21年が1万4643トン、22年が1万5396トンと2年連続で増加した。

 aTは「新型コロナの影響で家飲みや一人飲み文化が広がり、韓国産マッコリの消費が増えて輸出が活性化した」と説明した。

 マッコリ輸出量を国別にみると、昨年の日本への輸出は8140トンで全体の52.9%を占めた。日本へのマッコリ輸出は20年(6277トン)から21年(6766トン)、昨年と着実に増加している。

 一方、昨年のマッコリ輸出額は1568万ドル(約23億5000万円)で前年比0.5%減少した。輸出量が増えたのに輸出額が減ったのは、主な輸出国である日本の円安の影響だ。

 ただ、近年のマッコリ輸出量は10年ごろの水準には及ばない。当時は韓流の広がりと発酵酒に対する関心の高さが重なって日本を中心に「マッコリブーム」が起き、11年の輸出量は4万3082トンと過去最大を記録した。

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