昨年の韓国女子オープンで「誤球プレー(自身のボールではなく別のボールでプレー)」により物議を醸した女子プロゴルファーのユン・イナ(20)の出場停止処分が3年から1年6カ月に軽減された。
【写真】2022年7月17日、「エバーコラーゲン・クイーンズクラウン2022」優勝後に記念撮影するユン・イナ
大韓ゴルフ協会スポーツ公正委員会(以下、委員会)は26日、ユン・イナの救済申請について協議した結果、「同選手は協会の決定に素直に応じ、真摯(しんし)に反省しており、救済を訴えるファンや選手など各界5000人以上の嘆願があった。また、協会の懲戒処分がプロツアー3年間出場停止につながり、重い処分だという世論の評価などを考慮した」と明らかにした。ユン・イナは競技感覚を失わないよう参加した米ミニ・ツアー(選手の参加費で賞金を用意する小規模なツアー)13大会で受け取った賞金も全額寄付したという。
このため、委員会は「大韓ゴルフ協会(KGA)主管大会への出場停止期間を3年から1年6カ月に減らし、出場停止処分が終わる2024年2月18日まで社会奉仕活動50時間を追加する」と決めた。ユン・イナは昨年6月、大韓ゴルフ協会が主管する韓国女子オープン第1ラウンドの途中、誤球プレーで規則に違反したことを翌月になって自ら申告、昨年9月に3年間の出場停止処分を受けた。ユン・イナは同日の決定により、来年6月の韓国女子オープンに出場できるようになった。来季の韓国女子プロゴルフ協会(KLPGA)ツアー大会にユン・イナが参加するには、昨年のKGAの決定を参考にして3年間の出場停止処分を下したKLPGAツアーの懲戒期間を減らさなければならない。ユン・イナは昨年、KLPGAツアーにデビューし、300ヤードを越える長距離を飛ばすと話題を巻き起こし、7月に初優勝を果たした。
閔鶴洙(ミン・ハクス)記者