コロナワクチン 来月19日から無料接種開始=韓国

【ソウル聯合ニュース】韓国疾病管理庁は26日、新型コロナウイルスの新たな変異株に対応して開発されたワクチンを用いた冬季予防接種を来月19日から開始すると発表した。

 同庁は現在流行している変異株に対するワクチンの効果と安全性、世界保健機関(WHO)の勧告内容、主要国の政策方向などを幅広く検討して接種計画を策定し、有識者の諮問・審議を経て接種計画を決定したと説明した。

 今回接種されるワクチンは、現在流行しているオミクロン株の派生型「XBB1.5」に対応して開発された。今月12日に食品医薬品安全処が効果・安全性を確認し、緊急使用承認を決定した米ファイザー製のワクチンが優先的に使われ、米モデルナのワクチンも導入され次第活用される予定だ。

 韓国で8月末に新型コロナ感染症の分類が上から2番目の第2級からインフルエンザなどと同レベルの第4級に引き下げられ、検査・治療費の支援が縮小されたが、ワクチン接種は引き続き無料となる。

 接種が積極的に勧告される対象は▼65歳以上の高齢者▼12~64歳の免疫低下者▼感染リスクの高い施設の入院・入所者、従事者――で、12~64歳の一般国民も希望すれば接種を受けられる。

 接種期間は来月19日から来年3月31日まで。疾病管理庁は「多くの人が冬季接種に参加するよう促すために接種終了日を設定した」と説明した。

 今回の冬季接種は、これまでの接種歴にかかわらず期間内に1回のみ受ければ完了し、追加接種の必要はない。

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