汚染水放出 「IMOで立場提示」=韓国政府

【ソウル聯合ニュース】韓国海洋水産部の朴成訓(パク・ソンフン)次官は18日、東京電力福島第1原発の処理済み汚染水の海洋放出に関する定例記者会見で、英ロンドンの国際海事機関(IMO)本部で来月開催されるロンドン条約およびロンドン議定書の締約国会議の準備に関して「議題文書を提出せず、会議への出席を通じてわれわれの立場を提示する計画だ」と述べた。

 朴氏は、政府がIMOに汚染水の海洋放出に関する文書を提出しなかったと日本メディアが報じたことについて問われ、このように答えた上で「会議の開催前に議題文書が提出されなければならないわけではない」と説明。他国も文書を提出せず会議で発言しているとして、韓国も2019年、20年、22年に議題文書を提出せず会議の場で発言したと述べた。

 さらに、政府は19年からロンドン議定書第2条の海洋環境保護義務に基づき、汚染水について透明な情報公開を行い、周辺国との十分な意思疎通により安全に処分されなければならないとの立場を示してきたと強調。「今年の会議でもこのような形で対応を準備している」と述べた。

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