韓日議連が訪日 鄭会長「両国関係の勢い生かす」

【ソウル聯合ニュース】韓国の超党派の国会議員でつくる「韓日議員連盟」所属の37人が14日午後、日韓議員連盟との合同総会に出席するため日本に向けて出発した。

 韓日議連の鄭鎮碩(チョン・ジンソク)会長は金浦国際空港で出発前、記者団に対し、「尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領と岸田文雄首相の勇断により両国関係に大きな進展があった。こうしたモメンタム(勢い)を議員外交を通じて生かしていきたい」と強調した。また、15日に開かれる合同総会について、「昨年が両議連の創立50周年だったため、新たな50年に向けた第一歩を踏み出す重要な意味を持つ総会になると思う」と述べた。

 総会の議題に東京電力福島第1原発の処理済み汚染水の海洋放出問題が含まれているかどうかに関しては、「合意された議題には含まれていないが、議論の過程でどのようなテーマも取り上げられる」と言及した。

 また、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)のロシア訪問やロ朝の兵器取引などさまざまな安全保障状況に対応するため、韓日・韓米日の安保協力強化が求められているとし、「このようなテーマについても踏み込んだ討論が行われると思う」と述べた。

 調整していた岸田首相との面会に関しては「今回は(面会が)容易ではなさそうだ」と述べた。

 両議連は総会で両国の懸案や議員外交の活性化などについて議論し、共同声明を採択する。

 両議連の総会は毎年開いており、前回は昨年11月にソウルで開催した。

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