文在寅前大統領、「父親は親日派」発言を告訴…韓国報勲部長官「前大統領が政争化」

文在寅前大統領、「父親は親日派」発言を告訴…韓国報勲部長官「前大統領が政争化」

(アンカー)

 韓国国家報勲部の朴敏植(パク・ミンシク)長官が、日本による植民地時代に間島特設隊にいた白善ヨプ(ペク・ソンヨプ)将軍に親日行為論争に言及した際、文在寅(ムン・ジェイン)前大統領の父親について述べたことに関連して、文前大統領が同長官を死者に対する名誉毀損(きそん)で警察に告訴しました。「前大統領を政争に巻き込んだ朴敏植長官が間違っていたのか、それをまた法的対応すると言って行動した前大統領の心が狭いのかは、皆さんのご判断にお任せします。前後の状況は次の通りです。チャン・セヒ記者がお伝えします。

【写真】「父親が文官試験に合格したのは1940年」と記述がある文在寅著『運命』

(記者リポート)

 問題の発言は6日、朴敏植長官が国会政務委員会に出席し、白善ヨプ将軍を親日派と規定するのは無理だという反論の過程で飛び出しました。

(朴敏植・国家報勲部長官〈今月6日〉)

 「(文前大統領の父親は日本による植民地支配時代に、現在は北朝鮮の咸鏡南道・興南市庁で農業係長を務めていたが)興南市の農業係長は親日派ではなく、白善ヨプ満州軍官学校少尉は親日派なのですか? どのような根拠でそのように一方は親日派にならなければならず、もう一方は親日派ではないのですか」

 文前大統領側はこの主張がウソだとして、朴敏植長官を死者に対する名誉毀損で警察に告訴しました。

 父親が興南市庁の農業係長を務めたのは解放(1945年8月15日)後だということです。

(尹建永〈ユン・ゴンヨン〉共に民主党所属議員〈6日〉)

 「文在寅(前)大統領は朴敏植長官を死者に対する名誉毀損で告発する計画であることをお知らせします」

 朴敏植長官は「日本による植民地支配気に生きていたすべての人々に同じ物差しをあてがわなければならないという常識的な話をしたのであって、親日派だと言ったり、批判したりしたものではない」「前大統領が政争にしてしまい失望している」と反論しました。

 与党・国民の力も、文前大統領の著書『運命』の内容通りなら、父親が文官試験に合格したのは1940年だったとして、5年間は日本の統治下で公務員をしていたのではないか、と主張しました。

 TV朝鮮のチャン・セヒがお伝えしました。

(2023年9月13日放送 TV朝鮮「ニュース7」より)

チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版

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