ロシア軍、年末までに42万人の追加招集計画…国内では労働力不足が深刻化

 【NEWSIS】ロシア軍は年末までに42万人の兵士を追加で招集する方針だという。ビジネスインサイダーや英BBC放送などが11日(現地時間)に報じた。

【動画】自爆ドローン攻撃を受けたロシア軍装甲車と逃げ出す兵士たち

 これらのメディアは英情報機関関係者の話として「ロシア国内の深刻な労働力不足にもかかわらず、ロシア軍は大規模な追加招集を行う計画」と報じた。

 ロシア軍は招集された兵士らを「契約兵士」と呼び、彼らを使って兵力不足を補う考えだという。

 今月初め

 昨年30万人の兵士を招集したロシア軍は今年も数十万人を追加で招集する方針だ。

 ウクライナ戦争に伴う人手不足はロシア国内の産業全般に深刻な影響を及ぼしている。ロシアの民間シンクタンクのガイダル経済政策研究所によると、人手不足の割合は7月時点で42%に達している。これは4月に比べて7ポイントも高い数値だ。

 とりわけIT(情報技術)分野の場合、2022年だけで必要な人材の10%に相当する約10万人のエンジニアがロシアを去った。

 ロシアの日刊紙コメルサントによると、ロシア中央銀行の統計では2023年第1四半期の労働力は1998年に関連するデータを取り始めて以来、最低レベルにまで落ち込んでいる。

 ロシア人は軍への招集を避けるため、あるいは西側による経済制裁から逃れるためなどさまざまな理由で国外への脱出を続けている。

イ・ジェジュン記者

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