大統領選工作疑惑めぐり韓国与党「文政権の検察は『尹錫悦コーヒー疑惑』が虚偽だと知りながら放置」

大統領選工作疑惑めぐり韓国与党「文政権の検察は『尹錫悦コーヒー疑惑』が虚偽だと知りながら放置」

 韓国野党・国民の力は10日、文在寅(ムン・ジェイン)政権下の検察が2022年の大統領選直前に浮上したいわゆる「尹錫悦コーヒー疑惑」が虚偽だと知りながら放置していたと主張した。

【表】「大統領選介入世論操作」事件の経緯

 国民の力の全球恵(チョン・ジュヘ)院内広報は論評を通じ、「まれに見る『大庄洞事件本丸すげ替え』という大統領選挙工作疑惑を文在寅政権の検察も後押していた状況が続々と明らかになっている」と指摘した。

 全院内広報は「ソウル中央地検の大庄洞捜査チームは21年11~12月当時、南旭(ナム・ウク)、チョ·ウヒョンの両氏を取り調べ、いわゆる『尹錫悦コーヒー』疑惑が事実ではないとことを既に把握していた」とし、「検察が直ちに捜査していれば、金万培(キム・マンベ)氏と申鶴林(シン・ハクリム)氏などは既に公職選挙法上の虚偽事実公表罪で起訴されたはずの事件だ」と述べた。

 その上で「チョ・ウヒョン氏は当時の事件とは関係のない参考人であり、民主党の主張とは異なり、釜山貯蓄銀による融資で聴取を受けたわけではなかった」とし、「民主党が問題視するチョ・ウヒョン氏に対する捜査は、2014年に預金保険公社が融資あっせんの名目で10億ウォンを授受した不正を発見したことで始まった捜査だ」と説明した。

 全院内広報は「大庄洞グループと民主党、親民主党系マスコミ、文政権に近い検察が大庄洞の本丸を変える大統領選工作を企てた」とし、「選挙の公正性と法治、民主主義精神を傷つけた勢力に対する厳正な捜査と審判を求める」と強調した。

 劉相凡(ユ・サンボム)首席広報も同日、論評を出し、「李在明(イ・ジェミョン)候補がテレビ討論で22年2月、『尹錫悦候補がチョ・ウヒョン氏にコーヒーをいれた』という南旭氏の供述が明らかになったという報道に言及して、尹錫悦(ユン・ソンニョル)候補を猛攻撃した」とし、「誤報が続いているにもかかわらず、文在寅政権の検察が手をこまぬいて沈黙を貫き、結局大統領選3日前にニュース打破の虚偽インタビュー報道を招いた」と指摘した。

 劉首席広報は「『大庄洞の本丸・メディア・検察』にまで介入したまれに見る政治工作事件で、大統領選は最小得票率差に終わった」とし、「政治工作の影響力がどれほど大きかったかを示す結果だ」と強調した。

チェ・ミンシク記者

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連ニュース
関連フォト
1 / 1

left

  • 大統領選工作疑惑めぐり韓国与党「文政権の検察は『尹錫悦コーヒー疑惑』が虚偽だと知りながら放置」
  • 大統領選工作疑惑めぐり韓国与党「文政権の検察は『尹錫悦コーヒー疑惑』が虚偽だと知りながら放置」

right

あわせて読みたい