高速鉄道利用客が10億人突破へ 開通から19年5カ月=韓国

【大田聯合ニュース】韓国鉄道公社(コレール)は30日、2004年4月1日に開通した高速鉄道(KTX)の利用客が31日にも10億人を超える見通しだと明らかにした。

 韓国国民が1人当たり20回ずつ乗車した計算で、15年に累計5億人を突破してからは約8年での大台突破となる。

 今年のKTXの1日平均利用客数は22万6000人で、04年(7万2000人)に比べ3倍以上に増加した。

 KTXが最も多く利用されている区間は1日平均1万7000人が乗降するソウル―釜山で、利用客が最も多い駅は京釜・東海・慶全・湖南・全羅・江陵の6路線が発着するソウル駅(9万4000人)だ。

 KTXの開通により、定期券を利用する「長距離通勤族」も増加。昨年の定期券利用者は404万人で、開通初年度の46万7000人と比べると約8.7倍に増加した。

 乗車券の販売方法も様変わりし、モバイルアプリやホームページの利用率が急増している。開通初期は窓口での発券が85.0%に上ったが、今年7月時点では89.2%がオンラインで乗車券を購入している。20年の秋夕(中秋節)からは名節期間の乗車券を完全非対面で販売し、乗車券を購入するために人々が徹夜で並ぶ風景も昔の話になった。

 開通初年度は2路線・20駅だったKTXは、現在では8路線・67駅で運行している。

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