最近、若者の間ではAさんのように「もう『NOジャパン』運動には加わらない」という動きが大幅に増えている。いわゆる「NO『NOジャパン』運動」だ。
「NOジャパン運動を支持しない」というチョンさん(26)は「日本の過去の悪行に対して、歴史問題上の怒りを抱くことには同意するが、それが私の生き方の限界を規定するのは正しくないと思う」と言った。
世論調査企業PMIが10日、韓国全国の60代以下の男女3000人を対象に「世代別の光復に対する認識」を調査した結果によると、光復節連休に旅行で日本に行くことについて、全回答者の29.5%が「いつ、どこへ行こうと個人の自由だと思う」と回答したという。しかも、このうち30代以下の割合は61.7%に達したとのことだ。
さらに、長期化している「円安」も懐事情が厳しい若者たちを日本に向かわせている。
ウォン対円の為替レートは13日午後3時30分の時点で100円=919.20ウォンの円安になった。2020年3月は100円=1191.34ウォンの円高だったが、これと比べると22.8%も円安になっている。
13日から来週まで旅行で日本に滞在するという大学生のパク・ジヒョンさん(25)は「(今は)日本の物価がこんなに下がっているが、今回のチャンスを逃すと、また円高の時に行くことになりそうなので、旅行を計画した」「NOジャパンより私の人生の方がもっと大事」と言った。
ただし、ほとんどの若者は「独立運動家たちの犠牲に感謝している」と言っている。彼らは殉国烈士の子孫や日本軍従軍慰安婦被害者らに自ら寄付したり、収益金の一部が寄付される物を買ったりしている。
事実、三・一運動(日本からの独立運動)の中心だった柳寛順(ユ・グァンスン)烈士の親族への寄付は14日午後5時現在920万1700ウォン(約100万円)と集計されている。今月1日に寄付の受付が始まって2週間で1000万ウォン(約110万円)近くの寄付金が集まったものだ。
パク・クァンオン記者