尹大統領 台風6号で被災の2地域を特別災害地域に指定

【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は14日、台風6号で被害を受けた大邱市軍威郡と江原道高城郡の一部地域を特別災害地域に指定した。大統領室の李度運(イ・ドウン)報道官が伝えた。

 政府の中央災難(災害)安全対策本部による調査の結果、基準を満たしていればそのほかの地域も指定される予定という。

 尹大統領は被害地域への迅速な支援実施を指示。これを受け緊急の事前調査が行われ、両地域が先行指定された。

 さらに尹大統領は先月の集中豪雨で大規模な被害を受けた忠清北道の忠州市、堤川市など7市郡および全羅北道群山市、慶尚北道尚州市などの一部の地域を特別災害地域として追加指定した。今回の追加指定は先月19日に先行指定された地域以外の基準を満たしている地域に対してのものという。

 これとは別に4月の冷害などで作物に被害が生じた慶尚北道の義城郡と青松郡の2郡、忠清北道永同郡、全羅南道羅州市などの一部地域が特別災害地域に指定された。

 農作物の被害により特別災害地域に指定されたのは今回が初めて。

 これについて李氏はこれまでは水害や山火事などによる施設の被害が対象だったが、尹政権は自然災害による農作物の被害を対象に含めるよう国政課題に盛り込み、関連制度を改善したと説明した。

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