韓国 ウクライナ和平案の作業部会に参加へ

【ソウル聯合ニュース】サウジアラビアで5~6日に開かれたウクライナ和平に関する国際会合で協議されたウクライナの和平案「平和フォーミュラ(公式)」の履行を巡る作業部会に韓国政府が参加することが9日、分かった。

 会合には韓国から趙太庸(チョ・テヨン)国家安保室長が出席した。

 平和フォーミュラはウクライナのゼレンスキー大統領が提案したもので、▼核の安全、食糧、エネルギー安全保障▼捕虜の解放▼ロシア軍の撤退と国境回復▼戦争犯罪を裁く法廷設置――など10項目からなる。

 会合には45カ国の安全保障担当高官が参加し、ウクライナ戦争の早期終結や和平実現を目指す方針を確認した。平和フォーミュラの履行に向けた作業部会の設置も議論したようだ。

 韓国政府は作業部会に加わり、長期的には韓国企業がウクライナ戦争終結後、大規模な再建事業に参加することにつなげたい考えだ。

 韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は7月、ウクライナでゼレンスキー大統領と首脳会談し、安全保障や人道、再建など9項目の「ウクライナ平和連帯イニシアティブ」を通じて支援を強化する計画を明らかにした。韓国大統領室の関係者は「ウクライナ平和連帯イニシアティブの重点事項に基づき、作業部会に参加する」と述べた。

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