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中国政府「未成年者のスマホ使用は一日最大2時間に制限」

 中国政府が未成年者のスマートフォン利用を一日最大2時間に制限するガイドラインを導入することを決めた。今回の措置では、中国に進出したスマートフォン・メーカーやアプリケーション・サービス・プロバイダなどが従わなければならない義務事項を規定した。米ブルームバーグ通信は「世界で最も過酷なスマートフォン使用規制が出された」と評した。

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 中国国営新華社通信が2日に報道したところによると、中国国家インターネット情報弁公室は同日、「モバイル・インターネット未成年者モデル建設ガイドライン」の草案を発表したとのことだ。これには未成年者のスマートフォン使用を大幅に制限する措置が盛り込まれているという。まず、スマートフォンなどのモバイル端末機は「未成年者モード」をオン・オフできる機能を備えていなければならない。未成年者モードでは募金や人気投票などを主に行うコミュニティー・サイトのインストールができないよう制限した。未成年者モードは両親や未成年者が複数の端末機を使っても全て制限がかかるようにした。事実上、アイドルのファンの「推し活」をターゲットにした内容だと受け止められている。

 未成年者の一日におけるスマートフォン使用可能時間は最大で2時間と規定した。8歳未満は40分以下、8-15歳は1時間以下、16-17歳は2時間以下だ。また、午後10時から翌日午前6時まで使用できない。決められた使用時間を超えると、スマートフォンの一部アプリが自動的にロックされる。ただし、緊急電話・オンライン教育関連アプリ・電卓などの必須アプリには使用制限を設けない。保護者は特定のアプリの使用時間を延長することができる。

 未成年者がスマートフォンで見られるコンテンツも大幅に制限される。同ガイドラインはアプリで未成年者の体や心の健康に有害な内容が含まれる情報の露出を禁止し、未成年者の能力に合わない有料サービスを提供しないことを要求している。国家インターネット情報弁公室は来月2日までに各界の意見を取りまとめることにした。

北京=イ・ボルチャン特派員

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