【NEWSIS】ロシア検察は反体制派の指導者として刑務所に服役中の「プーチン大統領の政敵」アレクセイ・ナワリヌイ氏に対し、過激派団体を創設した罪などで懲役20年を求刑した。モスクワ・タイムズやAP通信などが20日に報じた。
報道によると、ナワリヌイ氏は過激派団体を創設して資金援助を行い、過激な活動を扇動するなど6項目の刑法に違反した罪に問われている。
ナワリヌイ氏は「一連の容疑は政治的な動機によるあり得ない話」として容疑を否認している。
ナワリヌイ氏は法廷での審理でロシアによるウクライナ侵攻も非難したという。
ナワリヌイ氏への判決は来月4日に予定されている。
欧州連合(EU)はロシア検察が懲役20年を求刑したことを受け、ナワリヌイ氏を抑留しているロシアの刑務所長を制裁リストに追加した。
ナワリヌイ氏は2020年8月にシベリアのトムスクからモスクワに旅客機で移動中、機内で毒物中毒の症状が出たためドイツで治療を受けた後、昨年1月にロシア当局に拘束された。
ナワリヌイ氏は現在独房に数カ月にわたり収監中で、劣悪な環境のため健康状態が悪化しているという。
ナワリヌイ氏は詐欺、法廷冒とく、仮釈放違反などの容疑で合計11年6カ月の刑が宣告され今も服役中だ。
チョ・ソンハ記者