韓国テーマパークで双子パンダ誕生　中国も祝福

【北京聯合ニュース】韓国・ソウル近郊のテーマパーク、エバーランド（京畿道竜仁市）で双子のジャイアントパンダが誕生したことを受け、中国も祝福した。

　在韓中国大使館は１１日、通信アプリ「微信（ウィーチャット）」の公式アカウントで双子パンダの誕生を知らせた。パンダに対する韓国国民の配慮と愛に感謝したうえで「生まれたパンダの健やかな成長を祈る」とし、「赤ちゃんパンダが早期に観覧客と会い、多くの喜びを与え、中韓の友好拡大のために新しい前向きなエネルギーを吹き込むことを願う」とのコメントを掲載した。

　中国メディアも相次いで双子パンダについて報じた。中国版ツイッターの「微博（ウェイボ）」では双子パンダ誕生を喜ぶ内容の投稿が見られた。

　サムスン物産はこの日、同社が運営するエバーランドのパンダワールドで飼育されているジャイアントパンダの雄のロバオ（楽宝）と雌のアイバオ（愛宝）の間に双子が誕生したと発表した。エバーランドでのパンダ誕生は３年ぶり。双子はいずれも雌で７日に生まれた。

　ロバオとアイバオは２０１６年３月、共同研究を目的に中国から提供された。

　パンダの繁殖は難しいことで知られているが、エバーランドは韓国で初めて自然繁殖に成功。ロバオとアイバオの間に２０２０年７月にフーバオ（福宝、雌）が誕生したのに続き、双子パンダの自然繁殖にも初めて成功した。