延世大学は昨年に続き、2年連続でアジアの私立大学で最も高い順位になった。浦項工科大学は「学生1人当たりの教員比率」で韓国1位、全体で21位だった。韓国大学の「学生1人当たりの教員比率」の平均は、評価対象となった104地域のうち13番目に高かった。
■シンガポール国立大学、アジア初のトップ10入り
全体の順位では米マサチューセッツ工科大学(MIT)が12年連続で1位の座を守った。次いでケンブリッジ大学とオックスフォード大学(英国)、ハーバード大学とスタンフォード大学(米国)などの順だった。トップ5大学の顔ぶれは前年と同じで、3-5位の大学の順位だけが多少入れ替わっている。
今年はシンガポール国立大学が8位になった。アジアの大学がトップ10入りしたのはQS世界大学ランキング開始以来、初めてのことだ。シンガポール国立大学は「学術関係者からの評判」(18位)、「教員1人当たりの論文被引用数」(64位)、「外国人教員比率」(33位)、「雇用結果」(7位)など、幅広い指標で高く評価された。スイスのチューリッヒ工科大学は7位で、そのほかのトップ10校はすべて英米圏の大学だった。
アジア大学の中で2番目に高い順位は中国の北京大学(17位)だった。次いで中国の清華大学(25位)、シンガポールの南洋理工大学(26位)、香港大学(26位)、東京大学(28位)の順だった。
QSのベン・ソーター上級副社長は「韓国はトップ100のランキングで、(韓国より)人口が多く、経済規模が大きいドイツ・日本・フランスなどと同等の実績を出した」「学齢人口減少という大きな危機はあるものの、優れた高等教育システムと『韓流』など韓国のブランドパワーでこれを克服するだろう」と展望した。
漢陽大学化学工学科のペ・ヨンチャン教授は「国際研究ネットワークは多様な国と多様なテーマを共同研究して新たな価値を創出し、知識を共有する責務を強調するものだ」「韓国も一部の先進国に集中しているパートナーシップをさらに拡大すべきだ」と語った。
崔銀京(チェ・ウンギョン)記者