【NEWSIS】流星雨から落ちてきたとみられる隕石が米ニュージャージー州の民家の屋根に落下した。
米CBSテレビなどが9日に報じたところによると、今月8日に米ニュージャージー州ホープウェル・タウンシップの住宅屋上に縦横約10×15センチサイズの石が落ちてきた。石は天井を突き破り室内の床材が破損した。
CBSの取材に応じた住民のスージー・コップさんは「空から落下してきた石が屋根を突き破って父の寝室に落ちた」と説明した。コップさんは最初は誰かが家に石を投げたと思ったが、石の表面が熱かったことから「石の正体は隕石かもしれない」と考えるに至ったという。
幸い隕石が落下した時に寝室には誰もいなかった。現場にやって来た救助隊員はもしもの事態に備えコップさんの家族全員に精密放射能検査を行った。
天体の専門家はコップさんの自宅に落下した隕石について「今月6日に絶頂に達したみずがめ座エータ流星群から落ちてきたものだろう」と推定している。
隕石により屋根は破壊されたが、コップさんの自宅に落下したものが本当に隕石だった場合、コップさんは屋根の修理代など余裕で賄えるほどの利益を得ることになる。実際に隕石は通常数千万ウォン(数百万円)から数億ウォン(数千万円)の価値があるとされるからだ。
先月も米メイン州のカナダ国境に近い地点に隕石が落下したが、これについてメイン州の鉱物宝石博物館は1キロ以上の全ての隕石の破片に2万5000ドル(約340万円)の懸賞金を掛けた。2021年にはアルゼンチンからボリビア国境を越えようとした密輸業者のかばんから約3億ウォン(約3000万円)の価値がある1.3キロの隕石が発見された。
チョン・ヒジュン記者