「なんでうちの子『おなかがすいた』って言うのかしら?」 見本と量が違う給食が物議 /大田

 【NEWSIS】大田市西区のある小学校で、給食の量が不十分だという疑惑が浮上している。この小学校は自分で料理を取り分ける方式の配膳(はいぜん)台を用意すると提案することで事態の収拾に乗り出した。インターネット・ニュース・メディア「オーマイニュース」が21日に伝えた。

【写真】見本(右)と実際の比較写真

 同メディアによると、Aさんという情報提供者が3月の新学期開始後から2週間にわたり撮影した大田市西区のある小学校の給食の写真を送ってきたとのことだ。

 この小学校に在学している6年生の子を持つAさんは「うちの子は偏食がひどいということもないし、食が細いということもない」「それなのに、昨年から最近まで、下校して家に帰ってくると、すぐに『おなかすいた』『給食がおいしくなくて食べるものがない』と言っていた」と語った。

 その上で、「先日、うちの子が撮ってきた写真を見てびっくりした」「天ぷらは中身より衣の方が厚く、チヂミは時間がたって乾いていたり、油が多すぎたりして食べられなかったそうだ」と説明した。

 また、「カムジャタン(ジャガイモと豚の背骨肉のスープ)、カルビタン(カルビスープ)、牛肉スープは肉がほとんどない状態だったし、うどんのようなめん類は、はしでつかめないほど伸びていて全部ちぎれていた」と話した。

 さらに、「学校から送られてくる『ハイクラス(小学校が使用しているアプリ)』の給食写真とはあまりにも違っていた」「うちの子たちはこじきなのか」「いくら無償給食だとしても、このように誠意もなく作って配るなんて、到底理解できない」と批判した。

 事実、この小学校がハイクラスで公開している給食の写真と、Aさんが公開した同日の給食の写真を見比べると、量がかなり違うことが分かる。

 これに対して、同小学校の関係者は「同じ内容の苦情があったため、緊急会議を昨日開いた。今日から自分で料理を取り分けられる配膳台を用意し、量が足りない子どもたちはご飯、スープ、キムチについては思う存分、おかわりできるようにした」と述べた。

 そして、「(栄養士より上の資格である)栄養教師や調理員の教育も実施し、モニタリングを続け、再びこのようなことが発生しないようにする」と明らかにした。

ホ・ソウ記者

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