韓国検察はこのほど、北朝鮮の指令を受け、韓国国内で工作活動を展開したとして、H容疑者ら「自主統一民衆前衛」(自統)のメンバー4人を国家保安法違反の罪で起訴した。
北朝鮮は自通のコメントチームに「太極旗部隊をはじめ、極右保守団体を詐称し、『尹錫悦(ユン・ソンニョル)待望論は保守乱立を狙った与党の術策だ』というデマを流布せよ」と指示した。
北朝鮮は韓米首脳会談に際しては、「親米物乞い」だと批判するよう指示し、自統は「外交惨事」といった内容のカードニュースを製作して拡散した。
北朝鮮は保守ユーチューブチャンネルに会員に偽装し、物議を醸すようなコメントを付ける一種の逆工作を行った。朝鮮日報廃刊のための「集中闘争期間宣言」も指示した。
北朝鮮は2021年、韓米日同盟が推進されていた時期に日本の放射能汚染水放出と関連し、「怪魚出現」などのデマをインターネットに流布するよう指示した。反日感情を刺激するためだった。
北朝鮮は全国民主労働組合総連盟(民主労総)の20-30代の組合員を抱き込むため、大企業労組に自統のメンバーを集中配置することも指示した。
カン・サング記者