じっくり煮込んだカルビタンをこぼして客がやけど、飲食店に1800万ウォン賠償命令 /蔚山

 飲食店側が熱いカルビタン(牛の骨付きカルビを煮込んだスープ料理)をこぼして客がやけどを負い、賠償判決を受けたところ、「客にも責任がある」として控訴したものの敗訴するという出来事があった。

 Aさんは2017年11月、蔚山のある飲食店でカルビタンを注文した。だが従業員が、カルビタンを持ってきた際にこぼしてしまい、Aさんは足にひどいやけどを負った。

 蔚山地裁は従業員、すなわち飲食店側の過失を認め、およそ1700万ウォン(現在のレートで約179万円。以下同じ)を賠償せよとする判決を下した。だが飲食店側は「カルビタンが熱いことは誰でも知っているのだから、客自身、気を付けていない責任がある」として控訴した。

 控訴審裁判部は、飲食店の客は当然、店内にいる間は安全かつ衛生的に飲食のサービスを受けるものと信用しているとし、客に過失はないと判断した。

 控訴審裁判部は、飲食店がAさんにおよそ1800万ウォン(約190万円)を賠償するよう命じた。

カン・サング記者

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